多様性

「ハウスコムファーム」池田百合子さんがアート作品展で千葉県知事賞を受賞!

当社では「障害者共働プロジェクト」を発足し、障害者と健常者がともにいきいきと働ける職場作りを目指しています。

2017年より地域貢献活動の一環、新たな雇用形態として千葉県柏市にて農園「ハウスコムファ―ム」を開設し、障害者と健常者の垣根を超えて「はたらく喜び」を感じながら無農薬野菜を育てています。

「ハウスコムファーム」のスタッフである池田百合子さんは、1月10日から20日まで千葉県立美術館で開催された「あらゆるひとの表現 うみのもりの玉手箱3」で千葉県知事賞を受賞しました。

多種多様な生き物を養う藻場をヒントに描いた「サンゴさん大好き」

千葉県では障害の有無に関わらず、誰もが文化芸術を実践・鑑賞することができる環境づくりに取り組むため「障害者芸術文化活動支援センター」を設置しています。

この活動の一環として行われたアート作品展「あらゆるひとの表現 うみのもりの玉手箱3」は、2021年にスタートし今回で3回目を迎えます。

池田さんは、障害者芸術文化活動支援センターに通所していた時に作品展を知り応募しました。

受賞作品の「サンゴさん大好き」は、多種多様な生きものを養って、水質を浄化する藻場「うみのもり」からヒントを得たそうです。

テーマが「よろこび!」だったことから、カラフルにしたいと考えサンゴにしました。
華やかな海中の絵を描くために、水中カメラマン中村征夫さんの「サンゴと生きる」という写真絵本を借りて読み、イメージを膨らませたそうです。

続けるコツは無理をしないこと。子ども達の絵を眺めていると幸せな気持ちになる。

池田さんが働いている「ハウスコムファーム」では、ビニールハウスの養液栽培装置で子供からお年寄りまで安心して食べることのできる「無農薬栽培」にこだわっています。

収穫された野菜は、ハウスコムの本社に届けられた後に、各店舗へ配布されます。
池田さんは、野菜を店舗に配送する送付状のイラストや年賀状のデザインも行っています。

仕事と絵画を両立するコツについて、「毎日夕食後に、一時間ぐらい好きな音楽を聴きながら絵を描いています。疲れたら切り上げ、描かない日もありますが無理をせずに続けています」と教えてくださいました。


絵画だけでなく、音楽や写真、彫刻などを鑑賞することも好きで、新京成電鉄が企画している「ドリームトレイン」という車両に描かれている子供たちの絵を眺めると楽しく幸せな気持ちになれるそうです。

「今は地域活動支援センターに咲いているシクラメンを絵に描いています。今度は、散歩中に出会う猫の絵など、動物も描いてみたいと思います」と語りました。

終わりに

当社では従業員一人ひとりの個性や価値観を尊重し、多様性を認め合い、よい所を活かしていく「ダイバーシティ&インクルージョン」の考え方を企業として実現していくために、今後もさまざまな取り組みを実施していきます。