代表インタビュー

一人では新しいものは生み出せない「ビートルズやクイーンこそが最高のビジネスモデル」

皆さんは、現在上映中の伝説のバンド「Queen」の映画、「ボヘミアン・ラプソディ」はもう観られましたでしょうか?

ご存知の通り、Queenはイギリス出身のロックバンドで1973年にデビュー、全世界で3億枚以上の爆発的なヒットを生み出し、社会現象までもを巻き起こしました。

メンバーはフレディ・マーキュリー、ブライアン・メイ、ジョン・ディーコン、そして、ロジャー・テイラーの4人ですが、私がQueenというバンドが好きな理由は、1つのグループバンドでありながら、4人の音楽性や個性が全く異なっていたからなんです。

ビートルズなどもそうですが、Queenのメンバー全員が様々な楽器の扱いに長けており、自ら作曲をすることができため、他のバンドにはとてもマネできないようなオリジナリティ溢れる音楽をつくることができました。

かのiPhoneやiPadなどの革命的な製品を世に送り出したアップルのスティーブ ・ジョブズは、「ビートルズこそが私のビジネスモデルだ!」と言っています。

つまりこれは、革新的なイノベーションは決して一人の力では起きないという意味で、強烈な個性を持った人たちがチームを組んだ時はじめて新しいものが生まれるということなのです。

2016年に惜しまれながらも解散したSMAPのメンバーも、現在個々の活動しており、もちろん、一人でも物凄い個性と才能を持っていることでしょう。しかし、SMAPというチームとして、5人のケミストリーが混ざり合うことで、他の人たちがマネできないオンリーワンのオリジナリティが生まれてくるのです。

基本的にビジネスとは、「希少性」によって、お客さんが支払う対価が大きく変わってきます。「希少性」とは、その人、もしくは、その企業にしか提供できないサービスという意味で、他の人や企業には絶対にマネできないサービスのことです。

例えば、もし矢沢永吉さんのコンサートに行って、矢沢永吉さんではない人が出てきたらどうでしょうか?お客さんは生の矢沢永吉さんの歌が聴けるという「希少性」に対してチケット代を払うわけですから、もちろん、怒ってお金を払うとはしないでしょう。

Queenの音楽が3億枚も売れるのも、メンバー4人の独特な個性が混ざり合って、他のバンドにはマネできない「希少性」を生み出しているからであり、「希少性」が高いからこそ、高いお金を払ってでも、Queenのコンサートに行きたいと思うわけです。逆に高校生のバイト時給が900円前後なのは、同じことができる人たちが、世の中に何百万人といるからで、「希少性」が低いからなのです。

そう言った意味では、他の企業がマネできない「希少性」が高いハウスコムのサービスとは何かということを常に考えていかなければならず、それは、ハウスコムの人達がどれだけ他人にはマネできない個性を発揮できるかにかかっています。

例えば、100人に一人の自動車修理の才能を持った人、100人に一人のDIYの才能を持った人、そして、100人に一人の料理の才能を持った3人の人達がいたとします。

「100人に一人の才能」の希少性はそれほど高くありませんが、「100人に一人の才能」を持った人たちが3人集まってチームを組めば、「100人に一人の才能」×「100人に一人の才能」×「100人に一人の才能」で「100万人に一人の才能」が生まれ、これは他の企業が決してマネできない付加価値になっていくのです。

恐らく、Queenやビートルズもメンバー4人が同じような音楽性しか持ち合わせていなかったら、きっとここまで成功していなかったことでしょう。

もちろん、皆さんが最も得意としている営業スキルは会社にとっては宝であり、これからもハウスコムにとってはかけがえのない財産であり続けることは間違いありません。しかし、営業のスキルだけをどれだけ組み合わせても、面白く希少性の高いケミストリーは生まれにくいということもしっかり理解して下さい。

英会話、DIY、そして、トライアスロンなど、何でも構いませんから、仕事とプライベートの境界線をどんどん無くして、仕事の中で自分の個性を仕事の中でどんどん発揮してみて下さい。

仕事でどんどん個性を発揮する人が増えるということが、ハウスコムという会社をどんどん面白くしていくのですから。