社風・特色

健康経営、禁煙への取り組み

ハウスコムでは健康経営を意識し、禁煙への取り組みに積極的に力を入れています。

アメリカの研究によれば、禁煙者が何らかの病気で欠勤したり、体調不良等で生産性が低下したことが原因で損なわれる平均労働時間が78時間であったのに対し、喫煙者はその倍近くにあたる約130時間に及ぶことが分かりました。これを経済損失額として計算したところ、禁煙者は一人あたり年間約30万円だったのに対し、喫煙者は年間約53万円と、喫煙者は約1.8倍の損失を生み出していることになります。

また、喫煙者は血液中のニコチン含有量が減ってくると集中力が切れるため、集中力を維持するために、仕事中に何度も何度も喫煙をしなければなりません。

これは組織全体で見た時に、明らかな競争力低下につながり、どれだけテクノロジーで生産性を上げても、社員自身の生産性が低下してしまえば意味がないのです。

早稲田大学の大湾秀雄教授ら行った調査によれば、禁煙支援プログラムに参加し、禁煙に成功した人たちは、ストレスや体重などの健康指標が改善されただけではなく、たばこ休憩に使っていた時間を他の有効なことに使えるようになったのだといいます。

また、健康レベルが「普通」から「ちょっと体調がいい」に改善した時の幸福度の上昇率は、年収アップから得られる幸福度とは比べ物にならないほど大きいという調査もあります。

人間は、仕事ができるから収入が上がったり、周りから評価されたりして幸せになるのではなく、幸せだからこそ、クリエイティブなアイディアが湧いてきて、仕事で成果が出せるようになっていくのでしょう。そういった意味では、能力がある人以上に、常に幸せを感じている人材の方が、会社の生産性アップには必要なのかもしれません。

自身の健康ほど、幸せに繋がるものはないはずです。喫煙率が高い企業と喫煙者がいない企業が競争すると、喫煙率が高い企業は最初から不利な状況で戦うことになります。ハウスコムが生産性を上げて、競争力を高め、分かりやすい形でお客様満足度を上げていくためにも、社内全体、業界全体で喫煙者がゼロになるよう様々な活動を行っていく予定です。